内容説明
リピートされる店は“客の気持ち”を知りつくしている。日本の消費者は世界一うるさい!きれい好き、几帳面、せっかち、横着…そんなお客様を満足させる容器・包装の使い勝手、スタッフの気配りなど、「ちょっとした工夫」でファンをつくる小売・サービス業のためのアイデアを大公開。
目次
1章 手を汚したくない!―清潔志向に応えよう
2章 ゴミは出したくない!―エコ志向に応えよう
3章 崩れるのはイヤ!―几帳面さに応えよう
4章 今すぐに使いたい!―せっかち志向に応えよう
5章 小さな驚き大歓迎―感動志向に応えよう
6章 楽しんで使いたい―娯楽志向に応えよう
著者等紹介
三田村蕗子[ミタムラフキコ]
福岡県生まれ。津田塾大学学芸学部卒業。マーケティング会社、出版社勤務を経て、フリーに。流通分野をメインに、ビジネス全般をテーマに活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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burkett
1
世に出ている定番商品でも“ちょっとした”不便さや改善すべき点は少なくない。例えば、ふりかけの袋から乾燥剤が一緒に出てきたり、ドレッシングの小袋をあけると油がついたり置き場に困ったり。これらの不満の解消によって売上を伸ばした商品事例が沢山。容器や包装の改善例が中心ではあるが、サービスのホスピタリティを考える上でも参考になる。東京ばな奈は、買う人の建前(箱の大きさ)、持ち運び(箱の仕切りと商品の形くずれにくさ)、客層(味の甘さ)など、購買から消費まで全ての文脈を考慮した商品であることなど、興味深い事例が多い。2010/10/11
のみちゃん
0
読み始めで「げ。素人が言いたい放題書いてる感想文じゃん」と思ってから少し読む気が失せたが、消費者視点でパッケージやサービスをまとめている本だと捉えたら興味深く眺めることができた。「方法」というタイトルに、具体的なノウハウやマニュアルを求めてしまう。「リピートしたくなるサービス&パッケージから学ぶ50の知恵」で良かったのではないだろうか?2012/09/18