内容説明
物流は企業の仕入、営業、生産の業務と密接にかかわり、システム、会計、貿易など幅広い業種と結びついている。企業活動の身の回りにある物流の全体像をコスト管理や改善ノウハウ、そして物流事業のグローバル化までを様々な視点で解説。
目次
1章 世の中の物流
2章 物流の役割と範囲
3章 これが物流コストだ
4章 物流サービスとは何か
5章 物流コストダウン10のポイント
6章 物流はどのような管理を行うのか
7章 物流センターのしくみ
8章 環境問題と物流
9章 情報で変わる物流
10章 グローバル化で変わる物流
著者等紹介
青木正一[アオキショウイチ]
1964年大阪府出身。京都産業大学経済学部卒業。学生時代に数々のベンチャービジネスを行い、卒業後、ドライバーとして大阪佐川急便入社。その後1989年に株式会社船井総合研究所入社。物流開発チーム・トラックチームチーフを経て、コンサルティングでは対応できない顧客からの要望を事業化するという主旨で1996年“荷主企業と物流企業の温度差をなくす物流バンク”をコンセプトに、物流新業態企業「日本ロジファクトリー」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まる@珈琲読書
5
★★★★☆ ■2009年と少し古いけど、物流の基本的な考え方を学ぶのに丁度よい本でした。物流とはから、コスト、サービス、環境、情報、管理、物流センター、グローバル化とある程度実務を想定しつつも平易な表現で分かりやすかったです。発刊から16年が過ぎた2025年から見ると、カーボンニュートラルに向けたモーダルシフトや国際物流の重要性も含めて先見性のある書籍だったのではないかと思います。この本を読んで、環境変化を把握していれば、2024年問題を始めとする物流課題にいち早く気がつき対処できたのではないでしょうか。2025/04/29
みや
3
購入:簡単でわかりやすい2010/01/01
Ken.1989
2
物流の入門書。物流の基礎知識として、その全体像を学ぶためには、最適の一冊。2013/03/02
1
別の物流の本を読むためにまず購入。タイトル変えたほうがいいと思う。少なくとも、物流とはなんぞやという人間向けではない。これは、ある程度物流の知識がある人向けに、コストカットと効率的かつ効果の出る運営をどうすればよいかという内容の本だ。また、校正があまりなされていないように思う。用語解説は少なかったり、順が前後している。他、てにおはが気になる部分がある。縦書きの箇条書きを改行しないのは見ずらい(結構つらい)。あと、見開きの右頁が本文、左頁に本文の「構造」を図にしたものがあるが、図と本文の機能がダブっている。2022/01/04
ショーン
1
最近よく聞く物流だが、普段よく目にする宅配便だけでなく、この領域はかなり奥が深く、当事者意識を持ってサプライチェーンをどうデザインしていくかがポイントとなる。2020/12/16