内容説明
“東京の痕跡”は、その由来を知らなければ気づくことはない。では現在、東京にはどのような遺跡や遺構があるのか?その歴史と現状を数々の写真とともに紹介。モデルコースお散歩マップ付き。
目次
1章 痕跡巡りの魅力
2章 廃駅跡
3章 廃線跡
4章 旧街道跡
5章 戦跡
6章 古墳
7章 城址
8章 痕跡を探せ!
著者等紹介
遠藤ユウキ[エンドウユウキ]
ドイツのスポーツカー・ポルシェの研究に没頭。日本におけるFRタイプポルシェの分類法を確立し、現在、多くの雑誌社でこの分類法を採用している。最近では、幅広い分野で研究を行ない、関連のない分野同士をコラボすることに成功。その成果を、インターネット上に写真付きで公開することで、各方面からの引用元となっている。ここ数年、週替わりで外部講師が講義をする、東京交通短期大学の特別教養講座を連続して担当。廃線跡などについての講義を行ない、学生から高い評価を得ている。また、大正時代に開設されたJR工場の移転の際、葛飾区役所に跡地遺物の保存法を教え、遺物の保管を実現している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroki Nishizumi
1
目の付け所は良い。また写真が多く読みやすい構成も良い。ただ考察が浅い。謎が残る、とか、噂がある、と言った文章では今ひとつだ。2018/09/06
めがけん。
0
神保町ブックフェスでセール。うれしいね。やはり鉄道、廃駅や廃ホームなんかは嘗ての栄華を思って心が踊ります。ちょっと古いので、旧万世橋駅は幻の遺構的な扱い(今は商業施設としてプチ観光地化されています)2015/12/31
さいごーどん
0
都内の様々な痕跡を紹介する本。みなさんの感想でカラーを望む声が多いのはうなづけるところ。まあ白黒なのは仕方ないにせよ、コントラストの調整が悪いのか、黒つぶれしてよくわからない写真が結構あるのは残念。序盤には説明なく載せられている写真があり、ちょっともったいない。まあ、散歩気分でお気楽に読めるところが、この手の本の良いところ。2015/11/12
ハル
0
東京のあちこちに残る「痕跡」を紹介。 痕跡の分類の説明をきっちりした後でそれぞれのジャンルごとにスポットを写真付きで紹介。 マニアックだけど、マニア過ぎず、読みやすいし、面白い。 見慣れたあの場所にそんな「痕跡」があったなんて!とか、あの建物は、そういう由来があったのかなどなど好奇心をくすぐる。 ただただ残念なのは、せっかく写真付きで紹介してるのに、カラーでない為、分かりづらいということ。 ★3.82014/03/16
jp1bxx
0
廃道、廃駅、戦跡など、都内にもおもしろい痕跡があるのだと感心しました。それも都内に、こんなに「謎のスポット」があるなんて思いもしませんでした。お散歩モデルコースがついているので、フィールドワーク初心者には向いているかと思います。カラー写真で見てみたい気がしました。2012/03/31