内容説明
現代では、さまざまな科学的な研究によって、がん患者の精神的な感情が、その人の免疫に対して大きな影響を与えることが証明されている。しかし残念なことに、患者の精神的な面をフォローしたり強化するようなプログラムは、現代医学の中には体系的に取り入れられていない。米国腫瘍学の権威であり、放射線腫瘍専門医だったDr.O・カール・サイモントン博士は、そのような医学的な盲点にメスを入れ、がんを真の意味で治癒に導くための方法を開発し、30年間にわたって改良を重ねてきた。本書は、がん患者とその家族が、家庭や病院などで手軽に、がんの治療に積極的かつ自発的に取り組むことができるようにするために、このプログラムの実践方法をわかりやすく解説する。
目次
1章 メッセンジャーとしてのがん
2章 病気になることの意味
3章 思い込みを変える
4章 がん・自己治癒力・治療のイメージ
5章 信頼感をはぐくむ(内なる叡智との関わり)
6章 死に対するイメージを変える(健全な死生観をはぐくむ)
7章 サポートとコミュニケーション
8章 2年間の健康プラン
9章 真の健康を手に入れるために
著者等紹介
川畑伸子[カワバタノブコ]
米国マサチューセッツ州Endicott大学Liberal Arts Humanity卒業後、経営コンサルティング会社、貿易会社を経て、通訳・コーディネーターとして独立(米カリフォルニア州ロサンゼルス)、通訳の仕事を通して、サイモントン療法に出会う。以後、Dr.カール・サイモントンの専属通訳として仕事を重ねると同時に、同療法認定セラピストとしてのトレーニングを受け、2001年、米国で認定授与、日本人第1号の認定セラピストとなる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 洋書
- Rasta Time