内容説明
ここ5年で3倍も増加した精神疾患による労災認定、1億円に迫る損害賠償額―。もはや「我が社には関係ない」とは言えない、企業のメンタルヘルス対策。ところが、多くの企業にとってメンタルヘルスケアは、決められた「業務」ではなく、突発的な「作業」として扱われています。そんなモグラたたきに近い対応では、企業のリスクは防げません。企業がメンタルヘルスケアに取り組むうえで重要なのは、明確なルールの策定と、それに基づいた施策の運用です。本書では、職場で実践し効果を出すための具体策を教えます。
目次
1章 あなたの会社も無関係ではない!メンタルヘルスと労災リスク
2章 労災認定されれば、必ず賠償請求されるのか?
3章 企業のメンタルヘルスケアの具体策
4章 産業医の正しい選び方と衛生委員会の運営ルール
5章 定期健康診断のルール
6章 過重労働者対応のルール
7章 トラブルを防ぐ休職・復職のルール
8章 従業員を巻き込んで取り組むメンタルヘルスケア
著者等紹介
根岸勢津子[ネギシセツコ]
企業のメンタルヘルスケア・アドバイザー、株式会社プラネット代表取締役。1962年千葉県生まれ。外資系海運会社、IT企業などで秘書の経験を積んだのち、大手損保代理店に転職。法人・団体を守るためには保険販売のみならずリスクマネジメントの考え方が必要と感じ、アドバイザーの経験を積む。近年、産業界にヒューマンエラーによる不祥事が続発したことを受け、企業に対するメンタルヘルスケアの体制構築に関するアドバイスに注力して事業を進め、2006年に法人化
中重克巳[ナカシゲカツミ]
弁護士。1965年生まれ。第二東京弁護士会所属。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。1998年弁護士登録。山田・尾崎法律事務所パートナー。離婚を含む男女間のトラブル、クレジット・サラ金問題、遺産分割や遺言、借地借家に関わる不動産紛争等の一般民事事件及びコンプライアンス、株主総会対策、PL(製造物責任)対策、セクシュアル・ハラスメント対策、パワー・ハラスメント対策、社員のメンタルヘルス対策等の企業法務を中心に、刑事事件も手がけるなど多岐にわたり活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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