出版社内容情報
井上博[イノウエヒロシ]
翻訳
内容説明
最新の研究成果に基づいて、主要な理論を効率性と戦略性という見地、静態的分析と動態的分析という見地から鮮やかに整理。デジタル化が急速に進行する現在の経済社会状況をふまえた21世紀型多国籍企業理論構築への問題提起。
目次
第1部 進化と概念(多国籍企業:進化と成長;多国籍企業の活動様式 ほか)
第2部 第2次世界大戦前の国際投資アプローチ(マルクス主義アプローチ;新古典派パラダイムにおける海外投資)
第3部 現代の理論(ハイマーの独創的研究;プロダクト・ライフ・サイクルと国際生産 ほか)
第4部 影響(影響評価の範囲;イノベーションと多国籍企業 ほか)
著者等紹介
イエットギリエス,グラツィア[イエットギリエス,グラツィア] [Ietto‐Gillies,Grazia]
ラ・サピエンツァ大学で統計学の権威であるブルーノ・デ・フィネッティ教授の指導の下で研究を始める。その後、ロンドン・サウスバンク大学教授となり、同大学の国際ビジネス研究センター長を1992年から2010年まで勤めた。現在はロンドン・サウスバンク大学名誉教授として引き続き精力的な研究を展開している。この間、UNCTADの『世界投資報告書』(World Investment Report)のアドバイザーとして執筆に携わるとともに、Critical Perspectives on International Business誌の編集顧問委員、イギリス放送大学、ロンドン大学キングスカレッジおよびバークベックカレッジ客員教授などを歴任する
井上博[イノウエヒロム]
1961年生まれ。1985年立命館大学経済学部卒業、1991年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。福島大学経済学部助教授(1991年4月~2003年3月)。京都大学経済研究所助教授(客員部門)(1994年4月~1995年3月)。阪南大学流通学部・同大学院企業情報研究科教授(2003年4月~現在)。ロンドン・サウスバンク大学客員教授(2009年4月~2010年3月)。阪南大学流通学部長(2011年4月~2013年3月)。阪南大学学長(2015年4月~2018年3月)。日本国際経済学会理事、などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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