出版社内容情報
政府活動、教育、福祉、環境など、非市場活動のマクロ的な影響をいかに計算体系として組立てうるか、その論拠と枠組みを明らかにするとともに、問題点と将来への解決の方向を探る。
内容説明
本書では、アメリカ経済の回復とか、ニューエコノミー(論)の勝利とか云われているもののイデオロギー的な内容とその実態を明らかにし、評価を下している。今日のアメリカ経済の根幹をなす、金融、財政、多国籍化、バイオテクノロジー、知識・情報などを中心に詳細な分析を行った。この20年来のアメリカの国際的な経済問題である日本との通商摩擦について、最新の動向を、半導体を例にとって具体的な展開を行い、アメリカに急速に広がりつつある所得格差の問題について、その実態を探っている。
目次
第1章 アメリカ経済の強さは本物か
第2章 アメリカ経済と資金循環構造
第3章 財政再建の光と影
第4章 化学産業の再編と巨大企業の戦略
第5章 グローバル・スタンダードをめぐる規格競争とアメリカ経済
第6章 アメリカ多国籍企業の在外活動と国民経済
第7章 国際競争力と対日通商政策―日米半導体協議を事例として
第8章 アメリカにおける所得格差と賃金シェア
第9章 ニューエコノミー論の虚実
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