出版社内容情報
日本における生命保険システムの「現在・過去・未来」を多角的視点から描き出す。戦後の保険産業を長期的に、産業組織論的見地から分析したわが国最初のパイオニア的著作!
内容説明
本書は、戦後の保険産業の実態について多角的視点から書き下ろされたモノグラフである。したがって、保険業に関心のある実務家や学生は本書を一読することによって、生命保険業の構造・仕組を理解したり、考えたりする上での格好の材料を手に入れるが出来る。多角的視点の中身は、わが国生命保険における女性営業職員の大量採用・維持のルールとその理由、戦後の保険監督規制下における企業間競争の変化について、企業間競争の「基本ルール」の具体的内容、等である。
目次
序章 問題意識・方法・本書の構成
第1章 戦時経済と保険監督行政
第2章 戦後再建期の生命保険産業
第3章 戦後生保システムの定着
第4章 戦後生保システムにおける変質
第5章 生命保険産業の効率性と規模の経済性
第6章 戦後生保システムの変革の可能性