内容説明
本書は「離反」か「接近」かの岐路にたつ日米関係を「米国からみた対日政策の変遷」という視点から、日米関係の理論的枠組みを加え、戦後50年の史的分析、さらに将来への展望を試みる。内容は「トルーマンと吉田茂」の日米主従時代から「クリントンと橋本龍太郎」の日米変化の時代まで、50年にわたって解説した。
目次
序章 世界システムと日米関係
第1章 日米主従の時代(1945~63年)
第2章 同盟の再構築と経済摩擦の浮上(1964~82年)―コインの表と裏
第3章 日米パートナーシップと競合関係(1983~89年)
第4章 “ナショナリズム”と経済的“敵対”(1990~92年)
第5章 日米「変化」の時代(1993年~)
終章 ポスト冷戦期の日米関係の将来