出版社内容情報
社会主義の失敗、アメリカ経済力の低下によって変動する世界経済を分析。第１部 資本主義経済の諸相／第２部 現代世界経済の地域構造とその再編／第３部 国際金融統合化の新局面。
目次
序章 現代世界経済の融合化法則と日本の融合過程―日本経済の国際構造分析を通して
第１部 現代資本主義経済の諸相（ポスト冷戦期アメリカの競争力強化策；日米知的所有権紛争の経済的意味；地域経済国際化の構図と位相；技術と寡占間競争―多国籍企業の寡占利潤サイクルと国際事業活動）
第２部 現代世界経済の地域構造とその再編（英独仏の貿易構造比較―９２年ＥＣ市場統合への貿易面からのアプローチ；日本・ＮＩＥＳ・ＡＳＥＡＮの国際分業―国際分業における日本・ＮＩＥＳの直接投資の役割；ソ連社会主義のシステム転換とポスト・コメコン体制の模索―社会主義国際分業の実験をとおして；社会主義の崩壊と中国）
第３部 国際金融統合化の新局面（アメリカ国際不均衡とドルのサステナビリティ；金利・通貨スワップ取引について―国際金融市場における「比較優位原理」の貫徹；多国籍銀行と邦銀国際銀行業の新局面；世界的民営化・市場経済化とＩＭＦ・世界銀行）
