戦間期東南アジアの経済摩擦―日本の南進とアジア・欧米

戦間期東南アジアの経済摩擦―日本の南進とアジア・欧米

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  • サイズ A5判/ページ数 306p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784495425111
  • NDC分類 332.106
  • Cコード C3020

出版社内容情報

戦間期東南アジアに展開の国際経済摩擦を、国際経済関係史ともいえる広角度の史的遠近画法のなかで総合的に把握し、戦前期における日本の東南アジア進出の国際的意味を検討する。

目次

第1章 日本の南方進出(戦間期日本・経済的「南進」の思想的背景―大正期「南進論」の形成;マラヤにおける日本のゴム・鉄鉱投資;日本の綿製品輸出と貿易摩擦;日蘭海運摩擦と日蘭会商―日蘭海運同盟の崩壊と南洋海運の成立;日本海軍と南進政策の展開)
第2部 東南アジアと欧米諸国の対応(日本の経済進出とシンガポールのイギリス資本;日本の経済進出とオランダの対応―植民地インドネシアの経済政策;フィリピンにおける日米通商摩擦;タイのナショナリズムと対日関係の展開)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

八八

3
1930年代、教科書的な説明によれば満州事変や515事件、226事件などがあり、世界恐慌から端を発する世界的な経済の低迷など暗い印象が強い。しかし、実は日本経済は世界でもはやくその不況からは脱していることはあまり知られていない。日本製品の安価さ海運業の力強さ、それらを背景として東南アジアの市場に日本はどんどん食い込んでいった。当地を支配していた欧米諸国との経済摩擦を惹起したのは当然であった。この書籍はそのような戦間期の東南アジアを舞台に南進論や経済、東南アジアと日本を論じたものである。2018/07/05

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