出版社内容情報
松尾睦[マツオマコト]
著・文・その他
目次
第1部 アンラーニングの概観(アンラーニングとは何か;アンラーニングの全体像)
第2部 アンラーニングをうながす個人要因(アンラーニングをうながす学習志向と内省;アンラーニングをうながす自己変革スキル)
第3部 アンラーニングをうながす状況要因(上司行動とアンラーニング;昇進とアンラーニング;仕事のアンラーニング・プロセス)
著者等紹介
松尾睦[マツオマコト]
北海道大学大学院経済学研究院教授。1988年小樽商科大学商学部卒業。1992年北海道大学大学院文学研究科(行動科学専攻)修士課程修了。1999年東京工業大学大学院社会理工学研究科(人間行動システム専攻)博士課程修了。博士(学術)。2004年英国Lancaster大学からPh.D.(Management Learning)を取得。塩野義製薬、東急総合研究所、岡山商科大学商学部助教授、小樽商科大学大学院商学研究科教授、神戸大学大学院経営学研究科教授などを経て、2013年より現職。主な著書に、『経験学習入門』(ダイヤモンド社、2011、HRアワード書籍部門・最優秀賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろぶくん
6
成長が感じられなくなったり、環境の変化が激しいときは、今までのやり方を捨て、新しいやり方を学び取り入れなければならない。テレワーク中心の働き方に変わり、本当にこれは感じるところではあるが、なかなか難しいのも事実。2021/10/02
ゆうすけ
6
アンラーニングを学びほぐしと訳したのはかの鶴見俊輔だそうか。平易に書かれているが、かなり深い本なので再読して噛み締めたい。2021/09/06
たくみくた
6
56冊目。成功体験に固執する「コンピテンシー・トラップ(有能さの罠)」。得意な型に逃げれば楽ではあるけれども、人間の成長を止めてしまう。それを回避するためには、「学習志向」と「自己変革スキル」を持って、「学習機会」を逃さずにアンラーニングし続けることが重要。/特に「学習志向」が大切だと感じた。他者からの承認を求めて行動をする「業績志向」では、ディープ・アンラーニングは生じにくく、基盤となる仕事の考え方や進め方を変えることができない。2021/07/24
hiropon181
5
アンラーニング、学びほぐしというキーワードに迫りたくて。「有効ではなくなった信念・ルーティンを変更し、新たにアップデートする」こと、当たり前といえば当たり前の話ですが、人はどうしても過去の成功にしがみつき、そこに真理があると信じたくなる、得意な型に逃げ込みたくなる・・と思えば、常に自らに問いかけ続けるものと確認しました。2023/02/09
ちゃーりー
5
過去にヒットした商品や、成功した事業に囚わている、不芳な企業と共通しているかもしれません。副題に「働き方を学びほぐす」とありますが、過去のやり方、考え方に囚われ過ぎずにやりましょう、ということです。 自分では購入しないような分野の書籍を、図書館で借りて、ちょっと読んでみる、みたいなものも、ある種のアンラーニング、と言えるのではないでしょうか。2021/12/12