出版社内容情報
観光の地政学的分析に取り組む仏・ペルピニャン大学のジャン=ミシェル・エルナー教授の主著を本邦初訳!地政学の視点から、観光のグローバル化の進展と観光産業の動向を分析する。
内容説明
本書は、北の先進国の観光客による南の新興国への社会的・経済的侵略と結びついた植民地主義、マスツーリズムにおける富める国の中産階級の役割、グローバル化の進展と観光産業の動向などの観光を巡る諸問題を地政学の視点から解明している。
目次
序文 なぜ観光の地政学か?
第1章 国際観光の議論の発展
第2章 観光客の集団表象
第3章 観光産業とグローバル化
第4章 観光の経済発展戦略
第5章 「専属観光」から持続可能な観光へ
第6章 観光地の戦略的役割
著者等紹介
エルナー,ジャン=ミシェル[エルナー,ジャンミシェル] [Hoerner,Jean‐Michel]
フランス南部のピレネーゾリアンタール県にあるペルピニャン大学の「スポーツ、観光、国際ホテル経営」学部の地政学・観光教授
米浪信男[コメナミノブオ]
1948年奈良県生まれ。1975年大阪市立大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、神戸国際大学経済学部教授。専攻、観光経済学、経済地理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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