内容説明
ソニーの知恵袋と呼ばれた男と大学発ベンチャー仕掛け人が描く日本発のイノベーションとは!
目次
序 テクノロジー・ベンチャーが産業を興す 蒸気機関・HP(18世紀英国大学発ベンチャー「蒸気機関」企業誕生;20世紀米国大学発ベンチャー「HP」誕生)
第1部 戦前日本の核心的イノベーション 造船・航空機・レーダー(戦前戦艦から戦後タンカーへ;戦前航空機から戦後自動車へ;失敗した日本のレーダー開発)
第2部 戦後日本の核心的イノベーション トランジスタ発明とエレクトロニクス(米国生まれトランジスタの日本での発展;CD/DVD開発の成功と失敗;ウインドウズとインターネット;なぜ、ウォークマンのソニーがiPodを作れなかったのか?)
第3部 結論 イノベーションの方程式=知の創造+知の具現化+知の商業化(イノベーションの方程式;イノベーションの起動と「知のマイニング」;本書で残された課題)
著者等紹介
武田立[タケダトオル]
東北大学ベンチャーパートナーズ(株)技術担当部長・工学博士。1950年生まれ。北海道大工学部・同大学院修士課程を経て74年旧電電公社入社、武蔵野電気通信研究所で大型コンピューター用記憶装置の開発に従事。89年からISO/IEC/SC23光ディスク標準化日本代表委員、同国内WG議長等歴任。92年ソニー(株)入社、総合研究所でPC用記憶装置の開発等に従事。96年からPC用DVD+RWの6社アライアンス主宰、2006年からソニー(株)技術戦略部統括部長として社内新規技術開発案件の改廃を担当。10年に三菱化学(株)入社、情報電子本部フェロー。13年東北大特任教授を経て15年から現職
瀬戸篤[セトアツシ]
国立大学法人小樽商科大学ビジネススクール教授・農学博士。1958年生まれ。英国私費留学を経て83年小樽商科大商学部卒業、北海道電力入社。地方営業所勤務を経て88‐90年国際大・ニューヨーク大大学院留学派遣、同社総合研究所並びに北大大学院兼務派遣を経て、95年小樽商科大商学部助教授。96年北大博士(農業経済学)、2002‐04年名古屋大・仏ポンゼショセ工科大合同大学院併任、05年より現職。1999年法改正以降、今日まで兼業型国立大発ベンチャー1号を含め20社以上の大学発ベンチャー設立と経営を支援、複数社の社外監査役を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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