内容説明
倫理リスクマネジメントに関わる諸理論『ブレイクアウト原則』『フロー理論』『幸福のマネジメント理論』などを、多数の事例を通して、平易に解説!
目次
第1章 企業の倫理リスクとマネジメントとは
第2章 倫理リスクは経営にどのような影響を与えるのか
第3章 なぜ倫理リスクは生じるのか
第4章 倫理リスクの効果的マネジメント
第5章 倫理リスクマネジメントと企業の持続的成長、復元力との関係
第6章 倫理力、持続力、復元力を上げるソフト・リスクマネジメント策
著者等紹介
上田和勇[ウエダカズオ]
1974年早稲田大学商学部卒業、安田火災海上保険(株)入社、1976年同社退社。1979年早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了。1982年早稲田大学大学院商学研究科博士課程修了。1982年専修大学助手、1984年専修大学専任講師、87年専修大学助教授。1993年専修大学教授、現在にいたる。1995年9月商学博士(早稲田大学)。1995年~1996年ロンドンシティ大学客員研究員、シドニー保険研究所に籍をおき調査。2001年~2008年専修大学商学研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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のるくん
3
クレッシーの不正のトライアングル理論。動機・プレッシャーX機会X正当化。『倫理リスク』へのアプローチ。『違法行為を禁止する「コンプライアンス型」』対『責任ある行為を促す「価値共有型」』。『規制、マニュアル等の有形で目に見える「ハード・コントロール」』対『誠実性、リレーションシップ等の無形で目に見えない「ソフト・コントロール」』。人も組織も外発性では変わらないのかも知れない。いかに内発性にアプローチするか。倫理リスクは、経営者の経営モラル、会社の理念、ビジョン、経営哲学にありか。「鯛は頭から腐る」と言うし。2024/10/13