内容説明
本書は、昨今の「新制度派経済学」の隆盛などに触発され、「制度」や「組織」や「市場」にかかわる問題を意識しながら、企業システムの諸側面について理論的、実証的に検討しようとしたものである。
目次
第1章 経済学における「制度」研究の潮流
第2章 現代組織論と新制度派経済学
第3章 新規事業進出における「非市場」的条件をめぐって―(株)豊田自動織機製作所の自動車事業進出を事例として
第4章 基本賃金の構造―日本の寡占的銑鋼一貫メーカーのケース
第5章 株主育成をめぐる制度の考察
第6章 アメリカ初期管理会計システムの萌芽と展開―経営管理における会計情報の作成・利用
第7章 国際社会のなかの多国籍企業