内容説明
B to B型組織間関係の複雑な現象の解明をテーマとする書。取引パートナーからの依頼により電子商取引を採用する企業と、自ら環境変革的に電子商取引を拡張していく企業では、どのようにその成果は異なるのか。電子商取引によって、取引パートナーとの依存関係はどのように変化していくのか。また、サプライヤー側と買い手側の電子商取引の望ましいマネジメントのありかたは異なるのではないか。1999年に米国でおこなったEDIシステムに関するアンケート・データと一部日本のアンケート・データを活用して、これらの問いに答える。
目次
第1章 本書の目的と範囲
第2章 EDI研究のストリーム
第3章 文献サーベイ
第4章 競争圧力とEDI採用
第5章 EDI普及とそのメカニズム
第6章 事例検証
第7章 結論と含意
付章 EDI研究の主要文献(米国卸売業者のサーベイ調査票;米国卸売業者のサーベイ調査結果)
著者等紹介
佐々木宏[ササキヒロシ]
1981年上智大学理工学部数学科卒業。1993年筑波大学大学院経営政策科学研究科修士課程修了の後、大阪大学大学院経済学研究科修了。博士(経済学:大阪大学)。現在、桃山学院大学経営学部教授。情報システム監査技術者。専攻は経営情報システム論、経営情報論
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