出版社内容情報
経営情報で扱う基礎的な分析技法をはじめ、販売情報分析、投資経済性分析、問題解決のためのシミュレーション技法について、実践的かつ入門書として誰でも使えるように解説する。
内容説明
本書の第1章は、「品質情報基礎」として経営情報科学の目的・意義からはじめ、経営情報で扱う基礎的な分析技法、QC7つ道具、ヒストグラム、散布図などについて総合的に概要を整理してある。それらを基礎として、第2章では、販売動向によるデータの加工および分析、さらに今後の戦略を考えるための技法の活用方法、例えば、ポートフォリオ分析、商品の貢献度分析、Zチャート分析ならびに予測などをしている。第3章では、原価情報と経済性分析、利益情報分析、投資プロジェクトの経済性分析などと、さまざまなシミュレーションによる問題解決の方法が示されている。第4章では、問題解決のためにシミュレーションによって最適解を求める技法である発注シミュレーション、日程計画シミュレーション、待ち行列シミュレーションなどを中心に説明した。
目次
第1章 品質情報基礎(本書のねらい;経営シミュレーション;QC7つ道具 ほか)
第2章 販売情報分析(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)分析
ABC分析(パレート図)
貢献度分析 ほか)
第3章 投資経済性分析(会計情報と経済性分析;原価情報による経済性分析;利益情報による経済性分析 ほか)
第4章 経営シミュレーション(発注シミュレーション;待ち行列シミュレーション;日程計画シミュレーション)
著者等紹介
伊藤和憲[イトウカズノリ]
1954年宮城県生まれ。1983年慶応義塾大学大学院工学研究科博士課程単位取得退学。1985年玉川大学工学部経営工学科講師、現在、同助教授。著書に『ABCの基礎とケーススタディ』(共著、東洋経済新報社)。『キャッシュフロー管理会計』(共著、中央経済社)。『原価企画戦略』(共著、中央経済社)
大浜慶和[オオハマヨシカズ]
1946年山口県生まれ。日本大学大学院商学研究科博士課程単位取得、青森中央短期大学助教授、東海産業大学(現愛知産業大学短期大学)教授を経て、現在、愛知産業大学経営学部教授。著書に『経営学入門』(共著、新評論)。『マネジメントの基礎』(多賀出版)。『経営科学入門』(中央経済社)
武藤明則[ムトウアキノリ]
1951年岐阜県生まれ。1974年京都大学工学部電気工学科卒業。1997年名古屋市立大学大学院経済学研究科修士課程修了。日本アイ・ビー・エム株式会社(1974年~1998年)を経て1998年愛知学院大学経営学部助教授
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