出版社内容情報
企業形態、経営戦略、生産システム、人的資源管理、企業財務、経営理念について解説する。さらに、コーポレート・ガバナンスの問題にも言及する。
内容説明
1980年代後半の経済バブルが崩壊してから、構造的不況を克服するためには、いわゆる日本的経営を支えてきた諸制度を「グローバル・スタンダード」に沿って改革していく他に道はない。20世紀の人類が当面するアポリアである「核兵器による戦争の脅威・人口爆発・南北問題・地球のエントロピー」について人類は未だ明快な解を持たず、課題はいずれも来世紀に持ち越されねばならない。わが国企業の経営管理はそのような地球的情況のもとで、わが国の戦後史の展開の上にもたらされた「高齢化・国際化・情報化」という現代的課題を負わされているのである。
目次
第1章 企業活動と私達の生活
第2章 現代企業の形態と組織
第3章 現代企業の経営戦略
第4章 今日の生産システム
第5章 現代企業の人的資源活用システム
第6章 現代企業と企業財務
第7章 新しい企業行動の探究と経営者の課題
第8章 企業経営の新展開