内容説明
本書では、現代企業の経営行動をめぐる多面的な追求によって、現代企業が内包する戦略的諸問題、経営管理と会計問題が明らかにされ、さらに現代企業の国際的活動にともなって提起される問題および広い経済的パースペクティブのもとでの問題状況と分析の可能性が示されている。
目次
経営戦略（競争戦略；経営理念の戦略性と倫理性―Ｊ＆Ｊ社のＳｏｃｉａｌ Ｃｒｅｄｏを中心にして；技術革新と技術管理；Ｍ．Ｅ．ポーターにみる経営戦略論の研究；戦略型リスクマネジメントについて；企業評価の今日的課題とその方向；自動車産業の現状と若干の組織問題―ＧＭを中心として）
経営管理（「近代企業」における管理階層制の成立事情―Ｈ．デームスの所論を中心として；現代企業の会計政策の構造；米国における企業倒産の展望；イギリスにおけるオフ・バランスシート・ファイナンス；中国における企業形態の展開）
国際経営（経営に対する文化の影響の測定；多国籍企業と文化的環境；会社の設立から解散までの国際比較；国際マーケティング行動―八百半デパートを中心に；多国籍企業の移転価格設定行動；多国籍企業における子会社統制機構の分析；海外進出企業の経営管理）
企業の経済分析（中小企業金融機関の経営行動；公営企業における私的財・サービスの供給論；多角化企業の経済学的分析；大規模小売店舗法下の経済規制と小売企業の経営行動；地域経済分析；経営における企業家機能の検討）
