内容説明
最近、労務管理の見直しを行う企業がふえている。労務管理の、どこを、なぜ、どう改めるのかについて試行錯誤が始まっている。日本的労務管理は、昭和30年以降、高度経済成長期に企業で自然発生的にできあがったものであり、国際化時代を迎えて、いま再構築を迫られている。本書は、第1部―労務管理の基本問題第2部―「日本的」といわれる特徴第3部―日本的労務管理の表と裏(国際化の条件とその限界)について解説する。
目次
第1部 労務管理の基本問題(基本的考え方の吟味;労務管理の課題と体系)
第2部 「日本的」といわれている特徴(職務(ジョブ)管理にみる日本的特徴
「入口」、「出口」管理にみる日本的特徴
「入口」と「出口」の間の「途中」管理にみる日本的特徴
賃金・労働条件管理にみる日本的特徴
労使関係管理にみる日本的特徴
職務を離れた「人」の管理にみる日本的特徴)
第3部 日本的労務管理の表と裏(労務管理システムとしての特徴;日本的労務管理の国際化の条件とその限界)