出版社内容情報
簿記や財務諸表論といった数値情報の基礎ではなく、これからの社会を生き抜いていくために必要となる「会計リテラシー」について、身の回りにあるさまざまな例をもとに解説する。
内容説明
今や、社会生活を送る上で会計は必須の知識!「会計リテラシー」の習得には、企業や組織の実情を把握するためにどのような情報が必要で、どこで手に入れることができるのかを知ることが第一歩。企業経営だけでなく、あらゆる社会で不可欠な「会計リテラシー」を学ぶために、現実の問題に即した「会計」を解説する!
目次
第1章 会計リテラシー
第2章 さまざまな分野で求められる会計知識
第3章 コーポレートガバナンスと会計
第4章 公会計―どこにでも必要な「会計」の視点―
第5章 制度を支える会計専門職
第6章 決算書で「実態」が分かる
第7章 「減価償却」という考え方
第8章 財務三表とその他の決算書
第9章 企業の決算書を手に入れる
第10章 有価証券報告書は宝の山
第11章 会計基準はどう作られる
第12章 「時価会計」など会計の新しい流れ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
117
金銭が社会の仕組みを規定している以上、最低限の会計知識がなければ不正が蔓延し正確な判断ができない。そんなやり方が次世代に受け継がれると粉飾決算や談合が繰り返され、粉飾で会社を潰した東芝の元社長が亡くなるまで悪事を働いた意識がなかったと信じていたように、不正が当然との風土が形成されてしまう。騙されたり誤認するのを防ぐためメディアやデジタル、情報面でリテラシーが必要といわれるが、会計リテラシーとは金儲けのために社会を騙したり、自分をごまかす意識を持つなというのが大前提だ。人に楽な道を選ぶなと求めるのは難しい。2025/09/21
タカボー
6
先日日経電子版で紹介されてたので。素晴らしかった。具体的な事例をあげながらもちゃんと森全体を説明しようとしてるのが良い。会計を仕事にしてる人にとっては知ってて当然な事だけど、会計や決算書に触れてこなかった人達には強くおすすめできる内容。最新のデータを使って説明してる故に本としての寿命は短くなってしまうが、それよりも説明の身近さやわかりやすさを優先した心意気に敬意を感じる本だった。2025/05/05
チャウ子
1
読む前はとっつきにくいかなと思っていたけど 読みやすかった。2025/06/09
takao
0
ふむ2025/04/20