出版社内容情報
プロの機関投資家が受益者の利益のために備えるべき責任という重要な概念のスチュワードシップについて、理論だけでなく、活躍する投資家たちが、実務上の様々な視点から検討する。
内容説明
「投資家との対話」は企業の価値を高めるのか?スチュワードシップ・コードとコーポレートガバナンス・コード制定から10年、日本の機関投資家の活動や日本企業のガバナンスの景色は大きく変わった。2つのコードをめぐる環境の変化や機関投資家のエンゲージメント活動の実際とその成果を振り返り、日本企業の価値向上に向けた課題を検討する。
目次
第1部 日本版スチュワードシップ・コードのあゆみ(スチュワードシップ・コードの10年;スチュワードシップ・ガバナンス改革の10年を振り返る)
第2部 エンゲージメントの実際(エンゲージメントの現状と課題;アクティブ投資家の役割と課題 ほか)
第3部 エンゲージメントの成果と考え方(企業と投資家との意識ギャップ;PBR1超え企業と1割れ企業の特性分析とその示唆 ほか)
第4部 運用会社の課題(日本の運用会社の課題;運用会社のガバナンス ほか)
第5部 コーポレートガバナンス・コードの成果と課題(コード導入の成果と今後への期待;日本企業に残された課題)
補章 スチュワードシップ研究会の10年