出版社内容情報
IFRSを強制適用した台湾の制度を考察し、日本への示唆を得るとともに、会計基準の国際化を背景とした会計制度の構築に関する国際比較研究の一つのモデルを提示する!
内容説明
会計基準の国際化を背景とした会計制度の構築について、他のアジア諸国に比して等閑視されてきた台湾の会計制度を対象として、IFRS適用のエフェクトという観点から考察する。
目次
会計制度研究の視座
第1部 台湾会計制度の基礎と会計基準の国際化(台湾の会計環境;台湾の会計制度;会計概念フレームワークの生成;会計概念フレームワークの展開)
第2部 会計制度の選択が個別企業に与えたエフェクトの分析(IFRS適用前の課題―公開企業へのアンケート調査を中心に;公開企業全般におけるIFRS適用のエフェクト;TSMCの事例;信大セメントの事例)
第3部 会計制度の選択に対する関係主体の評価(会計基準設定主体・会計監査人へのインタビューによる分析;証券市場におけるIFRS適用のエフェクト)
第4部 中小企業向け会計基準の設定による会計制度の整備(中小企業版IFRS導入の論点;中小企業向け会計基準の構築)
研究の総括と今後の課題
著者等紹介
仲尾次洋子[ナカオジヨウコ]
公立大学法人名桜大学国際学群教授、博士(商学)。近畿大学、琉球大学法文学部卒業。西南学院大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得退学。名桜大学専任講師、准教授を経て、2017年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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