出版社内容情報
「時間」という視点に着目し、これまでどのような時間が扱われ、どのような管理会計・原価計算技法がとられていたかを検討し、管理会計における時間研究の体系的整理を試みた意欲作!
内容説明
「時間」の問題を管理会計・原価計算の研究領域として体系的に整理する!時間と管理会計の問題を考えるにあたり、どのような時間があるのかを明らかにするとともに、時間という共訳の尺度から、それらを整理するための管理会計の枠組みについて再検討する。
目次
本研究の意義と研究方法論
第1部 時間の視点からの先行研究の分類(問題の背景と意義;時間の視点からみた先行研究の分類)
第2部 時間と管理会計・原価計算技法(アメリカにおけるJITの研究;時間からみた伝統的会計の問題点;非財務的業績尺度の意義と財務的業績尺度の役割について;時間とアクティビティ会計に関する研究;通過時間と経営指標に関する研究;TPSにおける時間の研究;時間とアメーバ経営に関する研究)
第3部 管理会計における時間研究の体系的整理(管理会計体系論からの時間研究の整理)
まとめと残された課題
著者等紹介
水島多美也[ミズシマタミヤ]
1965年山口県下関市出身。1989年福岡大学商学部卒業。1994年福岡大学大学院商学研究科博士課程単位修得満期退学。現在、中村学園大学流通科学部准教授。「環境コストと診断」(合力榮監修『環境問題と経営診断』所収、同友館、2003年、日本経営診断学会賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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