目次
1 理論編(監査人の適格性と職業的懐疑心;職業的懐疑心に関する基礎概念 ほか)
2 実務編(監査実施プロセスにおける職業的懐疑心の発揮;監査実務における組織的懐疑心 ほか)
3 責任編(善良なる管理者の注意義務と職業的懐疑心;監査手続きと職業的懐疑心 ほか)
わが国の監査人における職業的懐疑心に関する意識調査
鼎談「ガバナンスに責任を有する者にとっての職業的懐疑心」
著者等紹介
増田宏一[マスダコウイチ]
1966年新潟大学人文学部卒業。現在、公認会計士。日本公認会計士協会相談役。日本取引所自主規制法人理事、(株)地域経済活性化支援機構、TDK(株)、住友理工(株)、(株)第四銀行等の社会監査役、日本監査研究学会理事、日本内部統制研究学会監事。その間、あずさ監査法人(現有限責任あずさ監査法人)代表社員、日本公認会計士協会会長、NKSJホールディングス(株)(現損保ジャパン日本興亜ホールディングス)社外監査役、エーザイ(株)社外取締役等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くぼぼぼぼぼ
1
監査人として常に保持が要求される職業的懐疑心について、日本で保持が要求されるようになった背景や外国で要求される職業的懐疑心を比較しながら論じている。また、上場企業の監査報告書に署名している監査法人に対して職業的懐疑心に関する意見調査を実施した結果についても記載しており、大変興味深かった。職業的懐疑心を高める方法さOJT、不正発見に有効な方法は監査報酬を増やして監査時間を確保、職業的懐疑心を高める曲面は監査証拠の評価が1番であった。内容は非常に難しく、月並ではあるが論文を著作する人は改めてすごいなと思った。2020/06/12
松子
0
直近での大きな不正といえば東芝。不正等に気づく必要性のある職業、監査人。 この監査人が持つべき職業的猜疑心の本質、実態などの調査結果。 海外事例、国内事例なども多数紹介されています。(でも、私的には難しかった)2016/05/08
akanishi
0
監査人は疑ってかかるべきではあるが、それは証拠に基づいて、というのが大事なようである。2020/11/03