内容説明
国境を越えた企業活動の拡大を背景に、国際的な「共通基準化」はどう進むのか…。会計・監査のグローバル化と関連の諸制度との関係について、租税との観点、会社法との観点、企業経営との観点、そして会計のプロフェッショナルである会計監査人の資格との観点でそれぞれ考察する!
目次
第1章 会計・監査基準の標準化・統合化の流れ
第2章 税制:会計基準の国際標準化と税制との整合化
第3章 会計の国際標準化による不整合と調和:主にフランスにおける適用を例として
第4章 会計基準の国際化と配当可能利益の動向
第5章 会計の国際標準化と企業経営に与える影響:配当可能利益に着目して
第6章 監査:国際標準化が監査人の行動にもたらす影響
第7章 会計士資格:資格・教育のグローバリゼーションと各国資格との関係
終章 グローバリゼーションと会計基準:これからの会計基準の方向性
著者等紹介
猪熊浩子[イノクマヒロコ]
1995年横浜国立大学経営学部卒業。1997年横浜国立大学大学院国際経済法学研究科修士課程修了。2000年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。監査法人太田昭和センチュリー(現:新日本有限責任監査法人)入所。2010年東北大学大学院経済学研究科会計専門職専攻准教授(2015年3月現在)。公認会計士。日本公認会計士協会租税調査会租税政策検討専門部会専門委員(2009年~)などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。