内容説明
現代から出発して、会計とその計算構造を支える複式簿記の誕生、完成、進化の過程を800年の悠久の歴史から学ぶ。
目次
序章 会計を学ぶ必要性
第1章 複式簿記の誕生
第2章 複式簿記の完成
第3章 損益計算思考の展開
第4章 イギリス簿記書に見る資産評価の変遷
第5章 産業革命以前のイギリスの簿記書
第6章 キャッシュ・フローの計算書の登場
第7章 貸借対照表の生成
第8章 会計への進化
著者等紹介
渡邉泉[ワタナベイズミ]
1943年神戸市に生まれる。1968年関西学院大学商学部卒業。1973年同大学大学院商学研究科博士課程単位取得。1974年大阪経済大学経営学部専任講師。1986年イギリスに1年間留学。1994年日本会計史学会賞受賞。1996年関西学院大学博士(商学)。1997年日本会計史学会会長(現在、理事)。2001年大阪経済大学学長(現在、大阪経済大学経営情報学部教授)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hiroaki Takeyama
2
簿記って難しい。わかるまでがきつい、つまらない。しかし、最初はシンプルだった。何百年もかけて作られてきたと思うと、その難しさも受け入れようという気持ちになる。会計はまだまだ変わるのだろう。人も社会も、テクノロジーも常に変わる。お堅い分野なのに何て柔軟なのだろう。2015/02/17
Strega Rossa
1
通読していくと、各章で以前の章で説明した内容が繰り返し出てきます。意図的に繰り返して読者の思考を整理しようとしているのか、各章の整理が不十分なのかはわからないのですが、何度も同じ記述を読んでいるうちに、なんだか著者の説に納得させられたような気持ちになりました。2018/04/17
jiroukaja
1
単純なものから複雑なものへ発展した訳ではない複式簿記の変遷を書いた本2016/06/29
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- 和書
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