資源ベースの企業行動と会計情報

資源ベースの企業行動と会計情報

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  • サイズ A5判/ページ数 184p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784495181918
  • NDC分類 336
  • Cコード C3034

内容説明

本書は、企業の持つ経営資源が企業行動や業績にどのような影響を及ぼすのかについて、理論的および実証的に分析を行った研究書である。組織スラック(企業における余剰資源)の先行研究をレビューすることによって、組織スラックの定義や機能について振りかえるとともに、特に財務データを組織スラックの代理変数として利用した研究に焦点を絞り、検討を加えている。その上で、因子分析によって組織スラック測定尺度の開発を行うとともに、企業行動や業績に対して組織スラックがどのような影響をおよぼしているかについて実証研究を行っている。

目次

研究の目的と分析視角
第1部 組織スラックのフレームワーク(組織スラックの定義と分類;予算編成プロセスにおけるバイアス行動)
第2部 組織スラックの構造(種類)(組織スラック量の測定尺度の開発と分析;組織スラック測定尺度の整合性に関する分析)
第3部 組織スラックの機能(組織スラックによる利益平準化行動;戦略的行動のための組織スラック)
結論および今後の課題

著者等紹介

高橋邦丸[タカハシクニマル]
1966年4月岩手県花巻市に生まれる。1990年3月青山学院大学経営学部卒業。1995年3月青山学院大学大学院経営学研究科博士後期課程満期退学。1995年4月青山学院大学経営学部助手。1996年4月岡山商科大学商学部専任講師。1999年4月青山学院大学経営学部専任講師。2001年4月青山学院大学経営学部助教授(現職)。「戦略的行動のための組織スラック」『原価計算研究』で平成14年度日本原価計算研究学会学会賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。