出版社内容情報
シュマーレンバッハと並んでドイツ原価計算論の源流とされるルンメル。その原価計算論の全体像を解明。
内容説明
シュマーレンバッハと並んで、ドイツ原価計算論のいまひとつの源流とされるルンメルのそれを扱った。内容はルンメル原価計算論の素述が中心であって、研究範囲はかなり狭くかぎられている。ルンメルは統一原価計算論やブロック原価計算論の提唱者として、我が国でも広く周知されているが、その評価は、ドイツでも漠然と始祖とされていながら、必ずしも一致して確立しているようには見えない。本書はそのような問題意識を持ちながらも、さしあたりルンメル原価計算論の全体像を素描しようと試みたものである。
目次
第1章 ドイツ原価計算史上のルンメル
第2章 統一原価計算論の発想
第3章 初期の統一原価計算論
第4章 時間原価計算論
第5章 ブロック原価計算論
第6章 比例的減価償却論
第7章 統一原価計算の機械工場の実務例
第8章 統一原価計算の製鋼所の実務例
第9章 若干の展望
著者等紹介
西田芳次郎[ニシダヨシジロウ]
1938年大阪市に生まれる。1961年大阪市立大学経済学部卒業。1966年神戸大学大学院経営学研究科修士課程修了。1967年名古屋学院大学経済学部助手。1971年神戸大学大学院経営学研究科博士課程退学。同志社大学商学部講師、助教授を経て、1990年同学部教授
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