出版社内容情報
会計の知識がない人から中級レベルの読者までを対象とした入門書。国際会計の概念的枠組み、主要先進国の会計制度の比較分析、会計制度の調和化問題と個別的会計問題を解説する。
内容説明
本書は、これから国際会計を学ぼうとする人々に、国際会計の基礎的な知識を身につけてもらおうという目的で書かれた国際会計の入門書です。ただし、入門書とはいえ、その内容はかなり広い範囲にわたっており、いささか欲張った入門書といえます。
目次
第1部 経済活動のグローバル化と会計制度(国際会計の意義・課題およびアプローチ;わが国の会計制度とその特質)
第2部 各国会計制度の比較検討(アングロ・アメリカン型会計制度とその特質―イギリスおよびアメリカの会計制度を中心に;フランコ・ジャーマン型会計制度とその特質―フランスおよびドイツの会計制度を中心に)
第3部 会計制度の国際的調和化(EUにおける会計制度の調和化1―EC会社法指令の生成と展開;EUにおける会計制度の調和化2―会社法指令に対する各国の対応と現状 ほか)
第4部 経済活動のグローバル化に伴う個別的会計問題(外貨換算会計;企業結合会計の国際的側面 ほか)
著者等紹介
伊予田隆俊[イヨダタカトシ]
1955年大阪府に生まれる。甲南大学法学部を卒業し、大阪大学大学院経済学研究科に進む。主要著作に共訳『ウォーレンの監査論』(同文館、1991年)、分担執筆『財務会計論ガイダンス』(中央経済社、1993年)、分担執筆『監査論講義』(中央経済社、1995年)、共著『イントロダクション財務会計』(同文館、1995年)
斉野純子[サイノジュンコ]
1968年兵庫県に生まれる。甲南大学経営学部を卒業し、大阪大学大学院経済学研究科に進む。主要著作に「イギリス基本原則書における測定問題」『大阪大学経済学』:「イギリス認識総利得・損失計算書による利益報告と基本原則書における利益概念」『大阪経済学』:「包括的利益と今日的時価主義会計の特徴―アメリカおよびイギリスを中心として―」『会計』
田村威文[タムラタケフミ]
1965年兵庫県に生まれる。大阪大学経済学部を卒業し、同大学院経済学研究科に進む。主要著作に共著『イントロダクション財務会計』(同文館、1995年)、「企業会計における情報インダクタンス:ゲーム論的考察」『会計』、「会計計算と税務計算の関係:ゲームとしての理解」『総合税制研究』
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