出版社内容情報
会計情報の送り手側における意味の生成過程、すなわち会計担当者が会計的記号に意味を付与する過程を検討することにより、会計測定システムの構造を再検討した意欲作。
内容説明
本書は、複式簿記を基本構造とする現行の会計測定システムの構造を、意味論的アプローチという新たな視点から再検討しようとするものである。
目次
序章 問題の所在とアプローチの模索
第1章 基礎理論の必要性
第2章 意味論的考察の視角
第3章 意味論的アプローチと測定論的アプローチ―Staubus教授の所論を手がかりに
第4章 会計的思考モデル
第5章 会計測定システムの構造と会計的思考モデル
第6章 損益の認識と会計的思考モデル
第7章 資金計算と会計的思考モデル
終章 要約と結言