出版社内容情報
みかちゃんは、歩くことや話すことがみんなと少し違います。それで仲間はずれにされ…。 文部科学省選定
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
17
作者の岡田なおこさんも脳性麻痺の障害をお持ちだそうで、子どもたちに理解しやすい言葉と、例えを使われています。「脳性麻痺とは、頭で思った通りに身体が動かない障害」、紙芝居のみかちゃんとお友だちのやり取りを通じて、聞いてくれる子どもたちはすんなり受け入れてくれると思います。子どもたちは障害のある子に対してもですが、困っている子がいると手助けしてくれるものです。逆に大人の方が、見た目などで敬遠したりするのではないでしょうか?体も心も様々な個性があります。その個性をいかせる環境をつくるのが大人なんですけどね。2020/02/26
ヒラP@ehon.gohon
11
作者の岡田なお子さん自身が脳性麻痺の障害をもっているということで、納得できた作品です。 見た目は健常の子と違いを感じないのに、行動がどうしても他の子のようにできない障害。 障害者と接することが多くなって、初めて当人たちのもどかしさを感じて、いかに理解することが大切か痛感しました。 障害にはいろいろありますが、どれも理解することで垣根を取り除くことができます。 このような紙芝居が浸透すれば良いと思います。2018/04/13