出版社内容情報
谷川の上にやまなしがありました。その水の底には、かにの親子がすんでいました。水と光がおりなす幻想的な世界。 文部省選定
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
20
「クラムボンってなんのことでしょう?」 紙芝居に語られてハッとしました。原作では、いかにも誰もが知っているようにして終わってしまった「クラムボン」の正体はわからずじまいだったのです。 そんな事を思いながら、きらめく魚の存在感、カワセミへの恐怖、やまなしの圧迫感、どれもが描かれた蟹の中でくっきりとイメージされていることを感じます。 原作とはひと味違う趣のある紙芝居です。 2020/11/12
バニラ風味
15
かにの兄弟の「クラムボンはわらったよ」の会話が微笑ましい。魚を狙うカワセミが登場し、黒くてまるい「やまなし」が落ちてきます。やまなしの実は川を流れ、木の枝にひっかかります。やまなしを追いかけてきた、かにの兄弟でしたが、お父さんは言います。「あと二日もすれば、美味しくなる。また来よう」。ほぼ、全場面に青と黄色が使われています。カワセミの登場以外は、かににずっと焦点を当てた絵が涼し気。2016/08/15
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
宮沢賢治作品を紙芝居で紹介したくて借りました。2023/06/27
ヒラP@ehon.gohon
9
【再読】大人のための絵本2024/05/31
ヒラP@ehon.gohon
7
Sカフェで演じました。2024/05/22