出版社内容情報
ものずきの王様が、自分の長ぐつは何の皮で作ってあるかをあてた者に、王女をやるというおふれを出しました。鬼があててしまい…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クラムボン
12
高橋五山の紙芝居シリーズ。岩崎ちひろの作画なのですが、残念ながら、ちひろらしさは感じません。原作はイタリア民話。「蚤の皮で作った王様の長靴」のタイトルはとても興味を惹くのですが、初版の際に五山が「紙芝居にするために、元のお話とかなり違っていますが、ねらいは失っていないつもりです。」と語っているのですが、私には非常に陳腐な作品に思えました。2025/02/09
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
中学3年生に読み聴き体験(国語科の先生のネーミング)に行きました。昔話はたいてい悪者がやっつけられますが、こちらはあれれ?な展開なので選書。王さまの行いもひどく、助けてくれる小人たちなど、どこかで聞いたことがあるという感想に「類話」の話も簡単にしました。2021/02/12
ヒラP@ehon.gohon
10
イタリアの民話だそうですが、なんともひどい王さまにあきれ返るやら、怒りを感じるやら、物語として受け入れるには拒否反応が強い作品です。 王さまの気まぐれに、自分の人生を賭けの道具にされた王女様にとっては、非人道的な扱いではありませんか。 やさしくて技のある小人たちがいたから良いようなものの…。 いわさきちひろさんの絵も、キレが悪いので、残念ながら演じる対象にはできないです。2018/05/21
ヒラP@ehon.gohon
7
実家で両親を相手に演じました。2019/07/30
冬希
0
「のみの皮で靴??どうやって作ったの?」とタイトルに負けて読みました。イタリアの昔話だったのですね。よもや1匹ののみを太らせて作るとは…。6歳の娘が読後に「家来の血をすわせるような悪いことするから、こんなことになったんだよ!」と王様に怒ってました。うーん、ごもっともですが最後に反省していたので許してやってください(笑)2012/04/22