空と星と風の歌

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空と星と風の歌

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  • サイズ 46判/ページ数 167p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784494020836
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

だれの心ももともとは、すみきった青い空だったにちがいない。青空には、国籍もなければ、差別もなく、偏見もなく、いじめもなく、戦争もない。日本と韓国、日本と朝鮮半島の間で、過去になにがあったのかを、子どもたちに正しく話すことができる大人になってほしい。そして、過去にあったことがいまなお差別やいじめをうむ根っこを断ち、ひとりひとりの違いを認め、受け入れ、尊重しながら共に生きる社会をつくってほしい。そんな作者の願いが込められた作品。

「わからないだろうなぁ、日本社会で、自分が日本人であるということを、砂つぶひとつほども疑ってみたことのないだろうあなたには、到底、わからないでしょう。ま、わからなくて、当たり前だけれど。」在日朝鮮人二世の男性との出会いが中学生・空奈の心を大きく揺さぶった。「日本社会にはね、朝鮮人に対する根強い差別があるんだね。昔は仲良くつきあっていたこともある両国なのに、なぜなんでしょう。」差別。いろんな差別。腹立たしい差別。醜く、根強い差別。「日本をいい国にしていくためには、差別や偏見や憎悪のない社会を作っていかねばならないのだと。大人にはもう何も、期待していなかった。でも、子どもたちには期待していた。これからの日本を作っていくのは、子どもたちだから……」こんなこと、学校では教えてくれなかった。けれども「教えてくれなかった」ことは「知らなかった」の言い訳にはならない。みずから、知ろうとしなくてはならないのだ……。母が韓国人である、ただそれだけの理由でいじめられた少女。車椅子の少年が日本を離れアメリカで感じた自由。三つの短編が織りなす、差別のない社会を希求する力強い物語。

内容説明

「わからないだろうなぁ、日本社会で、自分が日本人であるということを、砂つぶひとつほども疑ってみたことのないだろうあなたには、到底、わからないでしょう。ま、わからなくて、当たり前だけれど」在日朝鮮人二世の男性との出会いが、中学生・空奈の心を大きく揺さぶった。

著者等紹介

小手鞠るい[コデマリルイ]
1956年、岡山県備前市生まれ。小説家。同志社大学法学部卒業後、出版社勤務、学習塾講師、書店員、フリーライターなどを経て、1992年より現在までアメリカ在住

堀川理万子[ホリカワリマコ]
1965年、東京都生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科修了。絵本『海のアトリエ』(偕成社)で、Bunkamuraドゥマゴ文学賞、講談社絵本賞、小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

78
児童書。YA。在日韓国人差別の話。13歳で亡くなった在日韓国人の少女が遺した詩集『空と星と風の歌』でつながる短編が3つ▽[空を見上げて:わたしって、だれ?]中1夏休みの宿題で親の仕事についてレポートを書く。母子家庭の空奈(そらな)はフリーライターの母と一緒にインタビューに行く[星をかぞえて:愛って何?]魅力的で自慢の両親だったのに、中学生になり母親が韓国人だとイジメられた美星(みせい)の話[風に吹かれて:生きるって、どういうこと?]車いすの風太はアメリカでカルチャーショックを受ける▽良本。2023.11刊2024/01/22

しゃが

45
中1の空奈が在日朝鮮人二世の男性との出会い、腹立たしい差別。醜く、根強い差別を知り、歴史を知っていく…。その後、彼女は教師になり、いろんな差別を伝えていく…。私が勉強し始めたのは職業についてからだった、岡真史さんや尹東柱さんの著作も思い出した。「澄み切った青空には、国籍もなければ、差別もなく、偏見もなく、いじめもなく、戦争もない。」これを理想論と呼ばれない現実になってほしい。2024/02/19

まる子

27
豊臣秀吉の時代から日本は朝鮮半島との関わりがあった。そこから様々なモノを取り入れて発展したにも関わらず、今なお問題も抱えている。「在日朝鮮人」「朝鮮人」だからと、日本にいるがたも差別をされ、辛い思いをしてきた。国籍を持てない人がいる。そんな朝鮮ルーツを持つ方の話を聞き、自分たちは日本人としてどう生きるかを問う物語。日本はシーパワーが由来しているのか?その範囲でのモノを見る。本当の多様性とはなんだろう?小手鞠さんの『母の国、父の国』の朝鮮版、国籍や差別の話し。主人公は中学生前後。2024/01/05

ほんわか・かめ

19
差別や偏見や憎悪のない世界へ。《こんなこと、学校では教えてくれなかった。けれども「教えてくれなかった」ことは「知らなかった」の言い訳にはならない。みずから、知ろうとしなくてはならないのだ…。》小手鞠るいさんの主張が詰まった印象だけど、この物語に出会ったことで考えるきっかけになるなら、この本の価値はある。高学年〜2024/04/03

雪丸 風人

18
自分の在り方を見つめ直すきっかけになる三編。特に、嫌々はじめた夏休みの課題が少女の運命を変えていく『空を見上げて』が良かったです。相手が本気で訴えたいメッセージに主人公が真剣に向き合ったことで、心の火が燃え移る流れには、こちらまで熱くなりましたね。そして『風に吹かれて』の、なんのために生きるか?のくだりには救われた!確かに、目標や目的を必ずあるべきものとする価値観を脱ぎ去れば、人は無駄に苦しまずに済むかもしれないですね。著者が伝えたいことがギューッと凝縮された作品でしたよ。(対象年齢は12歳以上かな?)2023/12/21

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