出版社内容情報
アヤは想像力ゆたかな女の子。ミミズクやフクロウの図鑑を見るのが大好きで、目立つことや、女の子っぽくふるまうのは苦手です。そんなアヤの日常に大きな事件はおきないけれど、日々いろいろと考えることがあるのです。小学3年生の女の子の心情をユーモラスに語る3つのエピソードを通して、自分は自分のままでいいのだと理解し、少しずつ成長していく姿が爽やかに描かれます。
第1話「いつもとちがう、とくべつな自分」──発表会の劇でミミズク役をやりたいけれど、立候補する自信はないアヤ。ところが、ひろったジュズダマが耳にはまって取れなくなってから、いつものアヤとはちょっぴりちがうスーパーアヤになったようで……
第2話「ヒヨコには、なれないけれど」──声がひくく背も高めのアヤは、女の子らしいふるまいが苦手です。総合学習の時間に、ヒヨコのダンスのグループになったのに、アヤだけめんどりをすることになり……
第3話「イチゴはみんな、ちがうかたち」──ある先生から「想像力がない」といわれ、ふんがいしたアヤは童話を書きはじめました。そんなある日、友だちとひみつの話をしあうことになって、アヤは思わず「童話作家になる」といってしまうのです……!
内容説明
イチゴはみんなちがうかたち。だから、みんなかわいい。だから、みんなおいしい―ゲーテ(?)。人間も、ひとりひとりみんなちがうよね…わたしは、わたしのままでいい!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
67
児童書。小学3年生の山岸亜弥(アヤ)はどちらかというと目立たない読書好きな女の子。アヤの3つの物語[いつもとちがう、とくべつな自分]クラスで劇をすることになり、フクロウ博士の役に心惹かれるアヤ。誤ってジュズダマを耳にいれてしまったアヤは特別な自分になった気がして[ヒヨコには、なれないけれど]クラスでヒヨコダンスをすることになり、アヤはひとりメンドリ役に選ばれた[イチゴはみんな、ちがうかたち]イチゴチャンピオンを選んでいて気がついたこと▽前向きで可愛いお話。2023.6刊2023/06/27
みつばちい
29
想像力豊かなアヤは、自分では目立たない運動の苦手な子だと思っている。でもある日耳にジュズダマが入ってしまい,そこからいつもの自分ではないような活躍ができるようになる。 日常の中のちょっと嬉しいことや困ったことを描く作品が大好きなので、とてもよかった!どんないちごも可愛いと気づく場面や、仲良しのももちゃんが好きなことにいつもちゃんと理由があるところに好感持ったり,女子に不人気なタケルの前転を尊敬していたりするところの描き方がよい。そういうアヤちゃんのユニークですごく可愛いところが唯一無二だなぁと思った。2023/10/22
たしゆれあ
1
三年生の亜弥は控えめだけど、ちょっと勇気を出して話をしてみたり、立候補してみたりすると、いろんな人から話しかけられたりした。いつもの自分じゃないみたい。小学生の日常が描かれている。自分は自分で、これから何にでもなれる可能性の塊。2024/02/04
猪又陽菜
1
低学年にオススメ。読書感想文も書きやすいんじゃないかな。2023/08/13
チタカアオイ
0
【図書館】2023/09/15
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