感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のん@絵本童話専門
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チェコスロバキアの幼年童話。5歳の男の子が一人で汽車に乗り、農村の祖父母の家へ。農業や畜産を営む田舎ののどかな暮らしに、祖父母とお母さんの愛情たっぷり。一人きりで旅し、ベッドで眠ることへの幼子ならではの不安を感じつつ、初めての経験と自立の喜びが温かく描かれている。共産主義国となり、地主制→農業協同組合へ変化。ピオネールの社会貢献活動や幼い子供たちへの接し方、母親も忙しく共働きなど、当時の社会主義国の暮らしぶりが現れているため、面白いとチェックしてしまう。文字量は多いが内容は幼年〜2024/02/22