内容説明
おかあさんが入院する…。まゆみは、おばさんの家にひっこして、転校することになりました。あたらしい先生は、まゆみに「わすれんぼう」になろう、というのです。
著者等紹介
宮川ひろ[ミヤカワヒロ]
群馬県に生まれる。金華学園教員養成所卒業。新日本童話教室に学んだ後、「びわの実学校」に投稿。赤い鳥文学賞他、数々の賞を受ける
小泉るみ子[コイズミルミコ]
北海道に生まれる。早稲田大学文学部卒業後、絵を描き始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小夜風
27
【図書館】お母さんが結核で入院することになり、三年生のまゆみはおばさんの家に引っ越して、転校することになりました。新しい先生はまゆみに「わすれんぼうになろう」と言います。その意味は…?結核は今は薬で治りますが、感染する心配があり、面会も出来ないそうです。から元気を出してもどうしてもこぼれてしまう涙…。まゆみはわすれんぼうになれるのでしょうか?朝礼の校長先生のお話を子どもたちが楽しみにしている学校なんて、信じられないけど(笑)、素敵ですね♪2014/07/03
みさどん
15
かんぱいシリーズ二つ目。お母さんの病気だなんて、忘れるってことより気にやんでばかりいないってことだと思うので、ややこじつけかな。忘れることは失敗だし、人を傷つけてしまうことがあるので要注意。忘れたくないなあ。「忘れ〇〇」って言葉が案外あるものだと勉強になった。2016/06/27
のほほん
11
まゆみのおかあさんが長い間入院することになりました。おかあさんが安心して治療できるように、まゆみはおばさんの家の近くの小学校に転校しました。その小学校での先生やお友だちとの交流のお話です。まゆみが心配や不安やさびしさを「わすれる」時間を大切にしてくれます。「わすれんぼう」のお話がたくさん出てきます。まゆみも新しい学校になれ、友だちもできました。給食のときは牛乳で「わすれんぼうにかんぱい」をします。担任の先生の心づかいややさしさが心に伝わってきます。おかあさんの退院ももうすぐのようです。よかったね。2024/04/16
haru
10
お母さんが結核で入院してしまったため、3ヶ月間叔母さんと一緒に住みその間転校先のクラスでの出来事です。クラスのみんながとっても暖かく、先生がわすれんぼうになろうと言うのですが、またこの言葉があったかい。次のシリーズも楽しみです。2014/10/21
オカヤン
7
「わすれるって、困ることでもあるけれど、大事なことでもあるんだよ。辛いことは忘れて、前へ進まなければならないものさ。」2015/07/23