出版社内容情報
子どもたちに長く愛されてきた「はんぴらり!」シリーズが新装版で再登場!
2作目の本作は楽しい始まりから一転、ハラハラする展開に。
武と鈴音丸、琴子ばあちゃんは、かわいらしい山の精霊・山の子たちの秋祭りに招かれます。そこは、冬眠前の山の子たちが、一冬ぶんのごちそうを食べ尽くすお祭りなのでした。見たこともないごちそうの山、楽しい歌や踊りに三人は大満足。ところが、そこに、匂いをかぎつけたおそろしい怨霊・餓鬼の叫び声がひびきます! 山の子たちを守るため、おとりになって餓鬼をひきつけることにした三人は……? 人気シリーズ第二弾!
新装版では書下ろしの「おまけのインタビューが加わり、登場人物たちの意外な一面やアイテムの詳細を知ることができます。
内容説明
「おなび山の秋祭りへ、ようこそ!」武、鈴音丸、琴子ばあちゃんが招待されたのは、かわいらしい山の精霊・山の子たちの秋祭り。秋の実りのごちそうに、三人はもう大満足。ところが、ごちそうのにおいをかぎつけて、おそろしいものがやってきた…!
著者等紹介
廣嶋玲子[ヒロシマレイコ]
神奈川県生まれ。2005年、『水妖の森』(2006年、岩崎書店より刊行)がジュニア冒険小説大賞を受賞
九猫あざみ[クビョウアザミ]
多摩美術大学デザイン科を卒業後、コミック、雑誌のイラストや、児童書の挿絵で幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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こゆ
10
小4の子と共読本。半人前の神様、はんぴらりの鈴音丸と出会った武。今回は山の精霊である山の子たちの秋祭りに招かれる。前半は美味しそうな料理の数々に事件も起こらず、もしかして平和でお腹が空くだけの巻なのか?と心配になったところで、ようやく(?)餓鬼の襲来。飢えて死んだ上に、死後も成仏できず飢えたまま苦しみ続ける餓鬼ががひたすら可哀想で…。出てくる人が善人ばかりで、大人の私には少し物足りなさも感じるけど、鈴音丸が健気で和む。神様がしごく丁寧な言葉遣いなのに、人間側がフランクなのはいいのか?と今回もずっと違和感。2023/04/20
Eri
6
娘小4図書館。 秋になり、山の子たちがやってきた。武とすずと琴子ばあちゃんは、楽器を直したお礼に秋祭りに招待される。 鈴音丸が一皮も二皮もむけて立派になっていく。笛も舞も、相手のことを思いやっての行動で心を打つことができてよかった。2022/06/28
食パン
1
小42023/09/20