出版社内容情報
クローバーは運のわるい人間の女の子。森の奥に迷いこみ、ジャムズさんがオーナーの「魔法動物紹介所」にたどりつきます。そこにいたのは、ユニコーン、サラマンダー、ドラゴン……不思議な魔法動物たちばかり! 紹介所にやってくお客が、飼い主としてふさわしいかをみさだめる仕事をまかされたクローバーですが……オーナーの不在中、魔法動物たちをねらい、恐ろしい魔女がやってきます! クローバーの身にも危険がせまり!?
内容説明
魔物がすむという深い深い森。いつもツイていないクローバーがにげだしたカナリアを追いかけて、森の奥深くにはいっていくと、そこには―魔法動物紹介所があったのです…!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツキ
11
クローバーと魔法動物3部作の1作目。クローバーは自分は不運だと嘆いていた。ペットの鳥に逃げられて後を追いかけるうちに魔物がいるという森に入り、動物ボランティアの張り紙を見つける。所長のジャムズに認められて無事採用されるが、仕事は魔法生物の里親探しだと知って…。魔法が存在していると知られていない世界で人間たちに話さないことを条件に働き始める。登場人物や魔法生物の魅力がたっぷりで楽しかった。いつまでも続けられそうな内容なのに3部作で終わってしまうのが惜しくなるくらい。2024/07/29
Midori Matsuoka
6
ドラゴンが出てくる本を探していて出会った一冊。 捨てられたりいじめられた魔法動物を保護して新しい里親へ紹介する動物紹介所に夏の間ボランティアで働くことになった自称「ツイてない」女の子クローバー。一見色々しくじっているようだけど、実は好転してることもあったり努力が実っていたりもして、読んでいて気持ちの良いキャラクター。 保護している動物が魔法動物、というのもユニーク。元の飼い主がお姫さまだったり魔法使いだったりファンタジー色もしっかりありつつ、保護動物の問題は私たちの日常にもリンクしていたり…面白い世界観。2021/09/11
☆ひとこぶラクダちゃん☆
4
クローバーと魔法動物の1作目です。魔法の存在を知らない女の子が、ひょんな事から魔法動物のお世話ボランティアを始めるお話です。1作目では、動物のお世話のお話ですが、森のむこうには魔法使いやお姫様が住んでいるらしく、どんな世界なのか続きが気になります。面白かったです。2024/08/13
izw
4
クローバーは、魔法動物のお世話をまかされても一人でやりとげた。運が悪いと自分で思っているけど、自分でよく考え行動し、勇気もある、運を引き寄せる子なんじゃないかな。そんなクローバーがこれからどんな活躍を見せてくれるのか、2巻以後が楽しみです。2021/04/13
頼ちゃん
4
自分は運が悪いと思っていたけど、居場所を見つけたクローバー、よかったね。2020/07/30