著者等紹介
村山士郎[ムラヤマシロウ]
1944年山形県に生まれる。東京大学大学院教育学研究博士課程修了、教育学博士。大東文化大学教授
小泉るみ子[コイズミルミコ]
1950年北海道に生まれる。早稲田大学文学部卒業後、絵を描き始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chimako
55
うっとり足くんで にっこりわらって ぼくも こんなに くつろいでいるときも あったんだな いまは、もう こんなに べんきょうがあって もうたいへんだ むかしのぼくになりたい 小学校二年生が“むかしのぼく”になりたいと思う今の時代。簡単に「死ね」という子どもたち。仲間外れにするのは良くないと思ってもそれを口に出せないとき。そりぁ昔の子どもだって色々あったけど、なんか違うんだなあ。いじめだけではない子どもの心の独り言。2014/10/06
テルテル
39
小学校から中学生までのいじめを受けた生の声が文字となって胸に突き刺さる。いじめで自殺をする子どもたちが多発する中、誰が死んでも、いじめはなくならない。『何か悪いの?』何気なく言った言葉が他人を地獄へ突き落としてしまう。それでも、ストレスを発散したかのように気持ちのいい顔をしている。何のストレス?いじめを考える絵本『おおきなあな』と共感できる。多くの『あな』に落とし、落とされて、みんながもがいている姿がこの本から伝わってくる。いじめという『あな』を埋めるためには、自分の心の声を聴いてくれる人間の存在が必要2015/05/14
ヒラP@ehon.gohon
28
絵本ではないけれど、小泉るみ子さんの絵がなかったら、どうにもいたたまれない本ではあります。 「いじめ」をいじめられる側から、いじめた側から、心を吐露した子どもたちの詩が集められています。 机に「死ね」と書いてあったら、どう思うのでしょう。 机に「死ね」と書いてしまったら、どう感じるのでしょう。 一遍一遍の詩が心に突き刺さってきました。 親が知らないところで、こどもたちはこんなに苦しんでいるのでしょうか。 繊細で脆い心の世界が、日常の裏側で起こっていることを考えると恐ろしくなります。 2023/10/25
やす
19
いじめ、反抗期、ちょっとしたいらだちの気持ちが、詩に表現されている。つらいいじめがなくなるように、できることは何か、考えていきたいです。2016/01/02
ヒラP@ehon.gohon
13
【再読】大人のための絵本2023/11/06