出版社内容情報
こっちの山にはコン、むこうの山にはポン。二人とも友だちがほしくてたまりません。 JLA選定/第24回課題図書/77年度児童福祉文化奨励賞
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nakanaka
77
読み聞かせしようと何の気なしに手に取ってその文字の多さに驚きました。子供の手前しょうがなく読み進めていましたが話が面白かったので苦になりませんでした。住んでいる環境が原因で友達がいない子狐と子狸が偶然出会い友情を育んでいく話。親の先入観が原因でお互いに友人関係を結ぶことを反対されたりもしますが最後は素晴らしいハッピーエンドに。良い絵本でした。2017/08/26
chiaki
35
つばき山に住むきつねのコンと、すぎの木山に住むたぬきのポン。お互いに"ともだち"とは何なのか知らないまま出逢い、楽しい時を過ごします。でも両親たちは古くからの因縁の仲。敵であり憎き存在の両者が、次第に歩み寄っていくところ、とても自然で良かった!ラストいいなぁ、思わず笑みがこぼれます。ちょっと長めの絵本なので、たっぷり時間のあるとき子どもたちに読み聞かせしてあげたい!2020/12/05
ヒラP@ehon.gohon
27
このお話、二俣英五郎さんの絵で、絵本と紙芝居が出ています。 仲の悪かったきつねとたぬきが、誤解を解いて親しくなるお話です。子どもの無心の思いやりの素晴らしさを痛感しました。 絵を楽しめる紙芝居、お話の充実した絵本と紙芝居、どちらも二俣英五郎さんが手がけているので、両方ともお気に入りです。2021/12/28
わむう
19
光村教育図書の国語の二年生の教科書で紹介されている本。きつね家とたぬき家の親同士は仲が良くない。森の中で両家の子どもたちが出会い友達になるけど、もう遊ぶことを禁じられる。お互いの姿に化けていたところ、成り行きでそれぞれの家に一晩泊まることに。そこで起こった出来事から、こんな良い子を育てられる親ならきっと素晴らしい親に違いないと互いが改心し両家が仲良くなる。2018/04/01
たーちゃん
17
息子は「戻っちゃってるの気が付かないでーー」と言っていました。2023/05/11