出版社内容情報
ガタゴト列車にゆられて行くと…。思いもしない展開にびっくり。ページをめくる楽しさいっぱい。 SLA選定/JLA選定/第11回読書感想画中央コンクール選定/第5回日本絵本賞
内容説明
がたごとがたごと、れっしゃにゆられ、のをこえ、やまこえ、ずんずんいくと…。ふしぎな列車でござる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
92
一見、「やこうれっしゃ」をほうふつとさせる表紙だが、かなり変わった趣向で面白い。夜行列車っぽい列車に乗って、がたんごとんと揺られていくと、いつの間にか空想の世界に到着。降りてくる乗客も、人間ではなくなっている。でも、服装などで対応がつくので、誰が誰に化けたかの絵探しクイズができる趣向になっている。絵探しだけでなく、電車が異世界に入り込んでいくシーンで、浮世絵の中を電車が走っていたりと、面白い。2016/01/17
おくちゃん🎎柳緑花紅
72
文字の少ない絵本はどこまでもお話しを広げていけます。/お客がのります ぞろぞろぞろぞろ がたごと がたごと お客がおります ぞろぞろ ぞろぞろ/さあどこに行こう。どこにでも行けるね。〔小樽図書館にて〕2017/03/10
今夜は夜勤の寺
58
西村繁男の絵本をかつて楽しんだ記憶がある。高知県の日曜市や夜行列車の絵本だったと思う。本書も列車の絵本である。私は電車好きではないが、駅や車窓の風景が好きである。幼稚な奴だと思われるだろうが、つまらない菓子や新聞雑誌も、駅のホームの売店で買うといまだに少し嬉しい。だからこの手の絵本でもホームの雑踏や駅弁売りをワクワクしながら眺める。ところがこの絵本はシュールなナンセンス絵本である。不意に動物の列車になり、お化けの列車になり、時代劇の列車になる。列車を眺める殿様を見ても違和感がない不思議。旅行したくなる。2016/08/02
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ·天久鷹央·かくりよ·多聞くんと続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
55
小学一年生の教科書に掲載。2019/12/23
gtn
35
移動手段のほとんどを列車が担っていた頃、里帰り、上京、買物、パック旅行、新婚旅行、法事、行商等、利用目的のすべてに旅愁が加わっていた。2020/09/20