内容説明
ある日、木のうえからおちたそそっかしいトゥトゥウはひとりぼっち。島のあちこちで、さまざまないきものにあって、いろいろなことをしります…。台湾の近くの小さな島ランユイにしか生息しないランユイコノハズク。巣を離れてしまったランユイコノハズクの子どもが、島のなかで成長していく過程を描いた絵本。
著者等紹介
何華仁[ホーホアレン]
版画家。鳥の観察をしながら、創作活動をしている。台湾の野鳥を描いた本で、「金鼎賞」や「小太陽賞」を受賞している。夜行性の猛禽であるみみずくがとくに好きで、台湾猛禽の生態研究・保護に積極的に関わっている
中由美子[ナカユミコ]
長崎市に生まれる。ふとしたことから中国語に出会い、中国児童文学と幸せな出会いをして現在に至る。宝塚市在住。日中児童文学美術交流センター副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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円舞曲
10
台湾の近くにある島ランユイのランユイコノハズクのお話。ほのぼのした版画も味わいがあって素敵。2012/10/09
遠い日
7
島とは台湾の近くのランユイという小さな島のこと。そこに棲息するランユイコノハズクの坊やの物語。力強い版画がいい味わいだ。巣から落ちたトゥトゥウの冒険。一人さまよい、考えながら巣に帰ろうとするトゥトゥウ。たくさんの生きものとの出会いがあった。島の自然の豊かさもわかる。トゥトゥウの独り立ちが逞しい。2014/11/11
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
6
生まれたばかりのみみずく子トゥトゥウは、巣から落ちて一人ぼっち。家を探してさまよう。版画絵本。2018/10/27
うさぴょん
4
巣から落ちてしまったみみずくのヒナ。でも元気に育っていけてよかったー 版画がすてきです。台湾の作家さん。 2012/07/28
黒豆
3
「てれび絵本」にて。 版画ならではのの輪郭と色使い。 ほんわかした中に*トゥトゥウ*ののびのびとした生命力が感じられる。2013/11/18