出版社内容情報
あの日、三輪車とともに一人の少年が原爆にたおれた。戦後四十年、赤さびた三輪車が語るヒロシマ。 JLA選定/第26回緑陰図書
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちえ
29
広島の原爆資料館にある三輪車。読み返したのは10年ぶりくらいでしょうか、辛くて泣いてしまいました。なんでこんなひどいことが起きなければいけなかったのか、犠牲になった方たちのことを思い、決して繰り返してはいけないと思います。2018/08/08
かおりんご
20
絵本。戦争教材を探していて読む。広島の原爆資料館にある三輪車にまつわる話。2023/09/26
LUNE MER
17
本当かどうかは知らないが、最近では6割の国民が8月6、9、15日が何の日か知らないという衝撃的なニュースを見ました。これはいかんと思い、とりあえずは息子に知識として何があった日かをネット画像も見せながら教えました。まだよくは分からないかも知れないけど、アンテナは張れるようになったと思うので、だんだんと分かってきてくれることを願いつつ。そんな流れもありこの本を読ませてみました。個人的には高一の夏休みの英語の宿題の題材だったことを思い出す絵本。2020/08/15
ナヲ
16
今日は子ども達と平和学習をしました。広島の原爆資料館にもある三輪車。子ども達も真剣に聞いていました。子ども達がこんな思いをすることのない世の中であってほしいです。2017/08/25
Cinejazz
14
〝 1991年8月、新しく生まれ変わった「原爆資料館」に、赤錆びた三輪車が、朝ごはん展示されることになった・・・8月6日のあの日、三輪車とともに、ひとりの少年が原爆に倒れた。戦後四十年、赤錆びた三輪車が語る、ヒロシマの悲劇 〟いたいけな幼い子どもたちが、大人の戦争の犠牲になって死んでゆく・・・この虚しい現実に、胸が張り裂ける。 2024/10/05