著者等紹介
丸山陽子[マルヤマヨウコ]
1971年、東京都生まれ。第3回昭和シェル現代美術賞入選。もともとは絵画や彫刻を制作していたが姪の誕生をきっかけに絵本をつくりはじめる。小沢正氏に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やすらぎ
137
大きな森の中にある一軒家に集まってくる動物たち。どっしどっしと、親がいないときに子どもの何倍もの大きさのクマが近づいてきたときは少しドキドキしたけれど、表紙の少女のしーっ、しずかに歩いてねという純真な仕草でクマもにっこり、ほのぼのとした雰囲気で部屋へ迎え入れる。また小道の向こうから、こつこつこつとやってきた。いろんな足音が聴こえてきて、次はどんな動物が来るのだろうとページを捲るたびに楽しみになる。たくさんの仲間が揃って囲んだ視線の先には、愛くるしいほほえみが生まれている。読み終えた後に、ほわほわする絵本。2025/10/12
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
80
おおきな森の小さなおうちにはいろんな動物がやってきます。くまは歩く、どっしどっしどっし。しかはこつこつこつ。きつねはびょんふわりすとん。ほかにもとんとんとん。すたたた たん。留守番している女の子は動物たちに「しずかにしずかに」と注意します。それはね……。作者の丸山陽子さんはもともと現代美術の作家でしたが、姪の誕生をきっかけに絵本を作るようになったとのこと。2012年7月初版。2015/08/23
千穂
36
クレパスで描いたような優しい絵。多分ラストは?想像を裏切らないところがよい。 新緑が爽やかな今の時季にぴったりの絵本。2017/06/05
Cinejazz
26
〝大きな森の中に、小さなおうちが建っていました。山から大きなクマが、どっし どっしと、歩いていると、おうちの中かから女の子が出てきて「静かに 静かに」と言いました。散歩中のシカに「静かに 静かに」と。 金色のしっぽのキツネにも、木のうえで今夜のおうちを造っているキツツキにも、木の実を探しているリスにも「静かに 静かに」と言うと「どうして?」と尋ね返すと…〟忘れられていた自然の中の、ゆったりとした時間が流れる、愛情に包まれた絵本。2025/10/17
たまきら
24
か、かわいすぎる…女の子もかわいければ登場する様々な動物も。ま、大人は最後はこうなるだろうなあ…と正直わかってしまうんですが、オタマさんはわあ!と大喜び。君が寝てようやく家事ができるオカンの気持ちはこんな感じだったよ。2018/02/27




