出版社内容情報
もりのおくめざして、さあしゅっぱつ。川をわたり、不安な一夜をすごして、やっとみつけた、すてきな根っこ。みんなで力をあわせて家をつくり、はしも、すいどうもできた。たべものもたくさんあつめて、さむい冬がきてもだいじょうぶ。みんな、ほんとうにごくろうさま。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
257
いわむらかずお・作。12冊ある「14ひき」シリーズの第一作目。シリーズ全体では、世界累計1500万部(国内では750万部)に達するようだ。ただ、本書は第一作目とはいえ、始まりはいきなり引っ越しの開始からなので、幻の既読物語の続きであるかのようだ。すなわち、すんなりと物語の世界に入っていければ、そこはもう私たちにもお馴染みの既知の世界という構造である。これが意図的なものであるとすれば(たぶん、そうだろう)なんとも巧みな手法である。お話はシンプルそのもので、12匹のねずみたちの絵こそが勝負どころだ。絵は⇒2025/11/08
Kawai Hideki
111
ほのぼのした絵柄のネズミの家族だが、結構、命がけのお引っ越し。よちよち歩きの小さな子もいれば、ヨボヨボのおじいさん、おばあさんもいる。天敵のイタチから身を隠し、夜には寝ずの番をし、一本のロープを頼りに川を渡る。苦労して引っ越し先の家が見つかってからも、寝床や台所、水や食料の確保と忙しい。みんな疲れてぐっすり眠り、おじいさんとおばあさんがやさしく見守る。そんな静かな時間がしみじみとする作品。2015/10/10
momogaga
67
【大人こそ絵本を】新しいお家も家族みんなで作っていきます。本当に大家族っていいよな。どういうわけか読みながら、映画「アメリカ物語」の共通点を探していました。2016/02/27
mug
57
“14ひきのあさごはん”と並んでこの作品が1作目だったのか😲季節は秋。新しいおうちを探しに14ひきは出発!崖を上がり、いたちから隠れ、川を渡って行くと、素敵な根っこを発見✨みんなで作ったおうちにみんなで集めた食糧。これで安心して冬を越せるね😊2021/04/26
らる
45
図書室にて読了。 シリーズの中でこれが一番好きです。みんなで協力してやりとげる姿がとても可愛い(*^^*)2014/06/24
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- 和書
- 原子力年鑑 〈2021〉




