出版社内容情報
むかし、たいそうふえのじょうずなわかものがいた。その音色の美しさに月もききほれて……。 SLA選定
内容説明
むかし、たいそうふえのじょうずなわかものがいた。そのねいろのうつくしさにつきもききほれた…てんのあねさまのちえで、とのさまのむりなんだいもすっかりといて…うつくしいみんわ絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
22
タイトルから羽衣を想像したのですが、若者の吹く笛に聞き惚れた天女のおしかけ女房話でした。 嫁さんを横取りしようとする悪い殿様の無理難題や、若者が解放してしまった黒鬼が起こす危機を乗り越え…最後に愛は勝つ、ロマンス仕立ての絵本でした。 それにしても梅田俊作さんが描くと、どうしてまろやかなのでしょうか。 黒鬼も殿様も怖くないので、本当に甘さたっぷりです。 若者には弱さを感じさせるのですが、女房の奥深い愛はとても力強く、若者を丸抱えで幸せにしてくれるようです。 私は、梅田俊作さんの描く嫁さんファンです。2015/02/06
ヒラP@ehon.gohon
15
事業所で読み聞かせしました。2021/08/06
遠い日
11
天人女房も、たくさんのバリエーションがある話で好きだ。この話は、よくある七夕伝説へとは向かわずに、笛吹きの若者の一途な想いが妙なる調べのように流れる美しい話だ。山形の昔話だそうだ。2019/05/28
みよちゃん
7
よくある話と違って、謎解きとハッピーエンドになる点が良かった。2019/06/22