ぼくとわたしのみんわ絵本
さるのひとりごと

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  • サイズ A4判/ページ数 31p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784494003556
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

出版社内容情報

むかし、一匹のさるが海っぱたに出た。海はいいなあ、すると、うんと答えた。奥深い民話絵本。   SLA選定/JLA選定

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

刹那

16
島根県の民話らしい。松谷みよ子さんがかいています。受け止める子によって反応が違うらしいですが、わたしはひどいことするなー勝手だなーと猿に対して思ってしまいました。2016/04/17

おはなし会 芽ぶっく 

8
年に2回のお楽しみ、近郊の読み聞かせグループ交流会でした。今回は私たちの町が担当しました。テーマは【出会い・友情・ともだち】です。こちらは他のグループからのおすすめ絵本です。2019/04/22

mari

7
読み聞かせでも読んで子どもたちの反応をみたい本。あとがきの説明がわかりやすい。さるが可哀想、の反応がどのように出るのか?出た場合どうとらえたらよいのか、蟹でなく返事の相手がまた別の猿だったとしたら?などと、色々考えてみたいな。2015/04/15

こどもふみちゃん 

7
心の通い合う仲間がいなかったのか、山でいじめぬかれてのことか、ただただ海への好奇心のためか、あまりの孤高さのなせる業か、猿はひとり海辺に出ます。そこで、猿は、欲しくもない相槌に出合います。うん、と相槌を打ったのは、仲間の猿ではなくて弱い小さなカニでした。一方、蟹は潰されて団子に丸められても、相槌を打ちます。相槌の哲学とでもいえそうな想いを語りこんだ民話作品です。 (後書きより抜粋) 6・7・8・9・10歳向け。2011/06/14

遠い日

6
島根県の民話。なんとも身勝手なさるの衝動的な行為に、反発を覚えるが、さるに潰されたカニが、団子にされてもさるの呼びかけに応えてやるというのは、慈悲を感じる。寂しいさるの心情を汲み取ったからか、体の大きさには関係なく、内なる魂のおおらかさを指すのか、返事をし続けてあげるカニに気高いものを感じる。司修さんの絵がまた、すばらしい。2019/02/07

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